金本代表のインタビュー

後編:社員とともに会社を成長させたい
前回、競争が激しくなった鍼灸整骨院の業界で競争力・経営力を高めていかないといけないというお話がありました。その意味で自律神経へのアプローチやライブケアなど特徴的な取り組みをなさっておられるように思います。
ライブケアに関しては、会社組織としてキチンと対応できることが求められるんです。アーティストの方々のライブに時間を合わせることも必要な先生を確保することも必要になるので、そういった意味でお声がけいただき、仕事をさせていただいています。自律神経に関しては、これまでの歴史の中で価値があるし、求められると感じて取り組んできました。
これまでの歴史といいますと
はい。実は前回の独立時の件にも繋がるのですが、独立に合わせて結婚し、家庭と仕事どちらも大事にしたいと思った結果、体調を崩したことがあるんですね。精神的な疾患で、自律神経を病んでしまいうつ状態になってしまった事があるんです。とても辛い状況で、悩みもしたんですが治療家として治療を提供する側の人間が自分の身体を大事にできないという状態ではマズイと思いました。それで自分の身体を実験体にそういた症状について勉強するようになりました。
自分が実験台ですか。
そうです。それで色々なことを試しているうちに当時流行り始めていた岩盤浴が効果的と聞いて、試してみたところ私にはすごく効果があったんですね。症状が劇的に改善しました。とても感動して、今後さらにニーズが広がるだろうと思い事業としても取り入れることにしました。そしてさらにいろいろと調べてみると、それらの自律神経系の疾患は姿勢や身体の痛みとして現れることがあるとわかりました。そして調べれば調べるほどそもそも身体の使い方に原因があることが多いと分かってきたんです。つまりストレスがあると身体が緊張し、その緊張に勝とうとしてまた身体の別の箇所が緊張して結果的に悪循環になる。なので、逆にそういった部分をほぐす事ができれば、悪循環の連鎖を断って改善できることがわかってきました。
そういったメカニズムがあるんですね。ちなみに事業としてと入れたというのは?
実は新規事業として当時岩盤浴の専門店舗を取り組んだんです。流行りだしていたというのもありますし、何よりも効果を実感していたので。これは世の中に価値があると。当時は岩盤浴という装置による治療効果と、治療家による施術を組み合わせて提供することができればより価値があるのではないかと考えていました。
それは初めてお聞きしました。新規事業として取り組まれたんですね。
そうです。まだ認知が低かったので、繁華街でて出店しました。ただ、岩盤浴というものが一気に流行ったため、その分反動も大きく衛生面などで風評被害が広がるようになりました。弊社の店舗はそういった面はすべてクリアしていたのですが、業界全体にブレーキがかかってしまって、業績が悪化しました。大きな投資をしていたので、苦渋の決断でしたが事業を撤退し、改めて今後の方向性を考えるようになりました。
まだ院の数も多くない時期のことですか?
そうですね。院の数は2か所程度だったように思います。業績に合わせてそれまでお付き合いしていた業者の方の態度も変わったり、自分としても学ぶことが多かったですね。
それから今の方針に切り替えられたんですか?
少し時間はかかりましたね。経営に対する知識や経験をキチンと積んで改めて展開していこうと考えました。今振り返ってみると、事業として投資額や事業性のバランスを見ること、そして自分の本当に得意分野、価値を提供できる分野を深堀りすべきだったんですね。そう思えるようになって、見直してみると、そもそも提供しようとしていた、技術的そして心の部分というのはこの鍼灸整骨院という形で十分提供できると気が付きました。そこでまずは目の前の患者様に対して、スタッフの皆さんと提供できる最高のサービスを提供しようと考えて、そこに集中していきました。
正に強味の深堀りですね。ではその事業がもしかしたら今の状態に向けてのひとつのキッカケなのかもしれませんね。
そうかもしれません。投資に対する負債を返済する期間は大変でしたが、スタッフのみなさんの協力もあって状況の改善が少しずつ進んで、3年ほど前に私が現場から抜けて、今の体制の大枠ができた感じです。
現場から抜けるのは抵抗なかったですか?
怖かったというのがありますね。やっぱり患者さんに喜んでもらったり、良くなったよと言ってもらえることが原動力だったんで。でも一方でスタッフの幸福のために院の展開もしていかなければいけない。そうすると新しい体制に変わる必要があったんです。例えば新しい院を出すにしても、今は立地や環境様々な情報をもとに出店を決めます。そのためには、地域の患者様が普段どのように生活しているか、その方々が生活している時間帯を見てみなければいけません。施術をしているとどうしてもそういったことに時間が合わないんですね。それ以外にも税務会計的なことなど、私がしなければいけない仕事へ集中するために、変わる必要があったんです。
それで決断したと。
そうです。なので、スタッフのために自分の動き方を変えるんだと、気持ちを切り替えました。
すべてご自身の経験をもとに改善を繰り返してこられたんですね。ライブケアにしろ、自律神経へのアプローチにしろ、そういった変化や新しいことへのチャレンジが積極的でいらっしゃいます。それはなぜでしょう。
やはりこれが完成ではないと思っているからだと思います。まだまだ進化・変化していけるし、それにチャレンジしたい。だから新しい手技などもみんなと話し合って研究したり勉強したりします。そのようにスタッフの皆さんと話し合いながら進めていきたいと思っています。
それが社長の夢ですか
そうですね。各スタッフの皆さんに一院ずつ任せて、仕事を通じて物心両面で豊かになってもらいたいと思います。
では会社としてはどのような会社に今後していきたいですか?
2030年までに100店舗という数値を掲げてはいるんですが、それにこだわっているわけではなくスタッフとの話し合いで修正があれば変更すればいいと思います。それよりも、よく心を大事にしてほしいといっています。どうしても仕事として治療をしていると流れ作業のように感じてしまう場合もあると思うんですが、そういう形でよいと思っている人はうちは合わないと思います。そうではなく、治療させてもらっているという感謝の心をもって、治療する。そしてスタッフ自身も夢をもっていきいきと仕事をして、患者様にも喜ばれて、自分も現場のスタッフもそれから本部のスタッフもみんな幸せになって誰もがWINWINになれるような会社にしていきたいですね。

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